新潟印刷場
新潟印刷場は主に東北地方の西側及び信越地方をカバーしていた印刷場です。秋田・新潟・長野管理局の切符を製作していました。直、昭和54(1979)年5月までは高崎鉄道管理局全域と東京西鉄道管理局の一部(竜王~小淵沢間)も管轄管理局でした。(80円券まで)
昭和59年頃、印刷合理化により新潟印刷場はその管轄範囲を新潟管理局内のみと縮小し、秋田・長野両局管内の入場券の印刷業務は民間印刷会社へ委託され(共同印刷か?)、券面の印象がだいぶ違う券が発行されています。その後JRになって新潟印刷場は閉鎖、印刷の委託も中止され東京乗車券管理センター(旧東京印刷場)へ移管されました。
30後期~60
新潟券の30円(後期)の入場券です。60円までこの様式です。裏面の券番が5桁で印刷されてます(ここと仙台券のみ)。旅客車内~の注意書きは2行になっています。
80~
80円よりこの仕様になっています。『普通入場券』の文字が下に移動し、駅名のフォントサイズが大きくなっています。券番は5桁が継承されています。新潟管理局内は国鉄末期まで(JR移行後も余剰の券があった駅でしばらくこの様式が発売された駅があります)この券面が使われました。秋田・長野両局管内では昭和59年頃の130円の額面までがこの様式で、その後下の外注券へと移行していきます。
外注券
新潟印刷場規模縮小に伴い、秋田・長野両局管内の駅の入場券は印刷を民間業者に委託していました。上の券とはがらりと印象が変わっています。券番が4桁になり、旅客車内~の注意書きは1行になっています。
JR
JR化後は東京券と同じ仕様になりました。
|