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2005/07/30撮影 |
日付に市、或いは市場と名付けられた地名は全国的に存在し、その昔その土地でその日に市(いち。多くの人が集まり物の売買が行われる場所の意で、地名の日付は下一桁のもので一日なら1日、11日、21日が市の立つ日として一般的なようです)が立ったことによるものが多いのですが、ここ一日市場も西暦1600年代半ば頃まで大きな市が立ったといいます。因みにJRでは~市場という名の駅名が他に2ヶ所あり、ひとつは総武本線の八日市場、もうひとつは横浜線の十日市場で3駅ともJR東日本の駅です。
ホームは島式で交換が可能です。駅舎は車寄せ部分の屋根が増設されるなど所々改築されていますが、基本的には開業時から残る駅舎です。駅舎内では委託による駅員が業務を行っています。
この駅は明盛駅として開業しましたが、この明盛は開業時の村名でした。開業後すぐに地域名である一日市場に改称されていますが、明治の初期までは一日市場村という行政区がありました。南安曇郡明盛村は昭和29(1954)年6月1日に温村(ゆたかむら)、小倉村(おぐらむら)との3村の合併により南安曇郡三郷村として村制を施行しています。長らく三郷村の時代が続き、駅は三郷村役場の最寄り駅としても機能してきましたが、平成17(2005)年の合併により三郷村は消滅、安曇野市として市制を施行しています。
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