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2004/09/15撮影 |
大本山新勝寺は通称成田山と称されますが、この著名な寺の門前町として栄えたのが成田の町。成田市は昭和29(1954)年3月31日に印旛郡成田町他6村が合併して市制を施行しました。昭和53(1978)年5月には日本の海外への玄関口でもある新東京国際空港(成田空港)が開港し、まさに国際観光都市として町は機能しています。成田山は年末年始や節分の参拝客は言うに及ばず、一年中を通してたくさんの参拝客で賑わいます。
その成田市の中心部に成田駅があります。ここより下り方は同じ成田線の名称を持つ路線が3方向に分岐します。総武本線のバイパス線ともいえる銚子駅まで向かう路線、県の北西部を横断するように我孫子駅まで向かう路線、そして成田空港に向かう路線と十字を切るように線路が敷かれています。駅は4方向に向かう路線を3面5線の形態で捌いています。構内は非常に広く、千葉県北西部の要所駅のひとつで、観光の玄関駅としても機能しているターミナル駅です。
京成成田駅は徒歩5分ほどのところにあり、そこから更に5分歩いたところに成田市役所があります。成田山新勝寺へは徒歩15分ほど。沿道にはたくさんの土産物屋や食堂が軒を連ねています。
下部DATA欄の乗換の項目に成田空港高速鉄道がありますが、これは空港へ向かう路線のことです。JRの電車が空港まで行っていますが、路線はJRのものではなく、成田空港高速鉄道がJRに貸与しているものです。このように路線を借りて電車のみの運行を行う形態(この場合はJR東日本)を第二種鉄道事業、路線のみを貸し出している事業の形態(成田空港高速鉄道)を第三種鉄道事業と称します。成田駅を出て空港へ分岐するまでの2.1KmがJRの路線で、この分岐点から成田空港駅までの8.7Kmが成田空港高速鉄道の路線になります。
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