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2005/03/06撮影 |
小和田駅を出た電車は山間の中をいくつものトンネルをくぐり抜け長野県に入ってきます。長野県最初の駅がここ、中井侍駅。片面ホームの小さな無人駅です。山間部にありますが、駅のホームの裏手には民家があり少ないながらも乗降客がいます。断崖にへばりつくようにホームがあり、駅の前かなり下方に天竜川が流れている風景はこの辺りの標準といったところでしょうか。ホームから見上げた山の斜面にある茶畑が印象的で、他の駅からの眺めとは異なったところです。
この駅は昭和46(1971)年までは駅員が配置されていました。こんな山奥にと驚きますが、それでも小和田駅にも人がいたことを思えばそれほど驚くようなことではないんですが。まだ人がいた頃のこの駅の写真を見てみたいものです。おそらく存在したであろう駅舎がどこにあったのか、現在の駅の状況からは想像がつきません。
中井侍とは変わった駅名ですが、この辺りの地域名から採ったものです。由来は定かではないそうですが、中井という名の偉いお侍さんが住んでいたんでしょうか。
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