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2004/06/02撮影 |
大津港駅は北茨城市所属で、茨城県最北端に位置する駅です。もともと多賀郡大津町の駅でしたが、開業時の駅名は隣の関本村より関本を名乗っています。その後昭和25(1950)年に大津港に改称。駅名は滋賀県に大津駅が存在したことから、港の文字を付けて重複を避けています。実際の大津漁港は駅から南へ2Kmほどのところにあります。昭和31年、大津町、関本村はその他2町2村の合併により北茨城市になっています。
大津漁港にほど近い、駅からだと東へ1.5Kmほどの海岸は、五浦(いづら)海岸と呼ばれる景勝地で、温泉も涌き出る観光スポット。岡倉天心や横山大観などの画家がこの周辺を活動の拠点としたことでも知られていて、海岸沿いには天心記念五浦美術館が建立されています。
駅は2面3線の構造をもち、写真のような木造の駅本屋を備えています。北に1.5Kmほど行くと、県境。福島県に入ります。
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