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2006/07/07撮影 |
中浦駅は旧豊浦町の中心部付近に位置する駅でした。この駅周辺も月岡駅同様、周囲にはそれほど民家は多くなく、田園風景が広がっています。乗降客数もそれほど多くなく、昭和40年代後半には無人化されています。
かつての相対式ホームは現在、片側の線路が撤去された状態です。ただしホームは残されており、入り口として利用されています。外部からホームへ階段が渡してあるだけの簡単なものですが、立派な入り口として使用されています。跨線橋もそのまま使われていて、合理的といえば合理的です。羽越本線内、この手の設備縮小後のホームの有効利用のされている駅がいくつか見られます。
もともとは信号場として昭和19(1944)年5月31日に開設され、駅昇格は戦後の昭和28(1953)年の事になります。有人時にあった木造駅舎は解体され、平成10(1998)年12月に新しい待合室が建てられています。
駅名の中浦は開業時の村名です。北蒲原郡中浦村は昭和30(1955)年3月31日に本田村と合併、福島村となりました。同年7月1日に豊浦村と改称、昭和48(1973)年11月1日には町制を施行、豊浦町となりました。役場最寄り駅でしたが、平成15(2003)7月7日に新発田市に編入され、豊浦町は消滅しています。
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