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2005/12/14撮影 |
新発田はかつて新発田城の城下町として栄えた地域で、新潟北蒲原地域の主要都市のひとつです。明治期には北蒲原郡の郡役所が置かれた行政の中心的な地域でもありました。新発田駅はそんな新発田の街の中心地に位置しています。この駅から白新線が分岐、かつては赤谷線という路線もこの駅を起点に運行されていましたが、同路線は国鉄末期の昭和59(1984)年に廃線になっています。
駅ホームは2面4線の設備を備えています。羽越本線は戸籍上は新津駅を起点とする路線ですが、新津~新発田間の列車本数は少なく、新潟駅から白新線を経由し新発田から羽越本線に入る列車の本数の方が多くなっています。白新線の新は新発田を、白は越後線の白山駅を意味します。計画上は新発田~白山までを結ぶ予定だったのでこの名が付きました。線路起点は新潟駅ですが、新発田から新潟駅を経由し越後線に直通する列車も存在します。駅舎は鉄筋コンクリート平屋建てで、昭和47(1972)年12月に建てられたものです。
駅開業時の住所は北蒲原郡五十公野村(いじみのむら)。昭和30(1955)年3月31日に新発田市に編入されています。もともとの新発田の街は駅から少し西側に寄ったところにありました。新発田市役所近辺が旧北蒲原郡新発田町のあった地域で、駅からは1Kmほど離れています。なお、新発田市の市制施行は昭和22(1947)年1月1日になります。
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