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2005/09/28撮影 |
森宮野原駅は下り列車に乗ってきて長野県最後の駅になります。長野県の栄村から新潟県の津南町にかけての県境付近は、飯山線内でも特に豪雪地帯として知られています。この駅の構内に高さ8mの標柱が建っていて、この標柱には『日本最高積雪地点』の説明と共に7m85cmの部分に印がしてあり、その積雪の凄まじさを物語っています。
駅のホームは島式の1面2線で交換可能です。駅は栄村の中心部に位置しており、役場の最寄り駅にもなっています。大きな駅舎は森宮野原駅交流館と名付けられた集会所や観光案内所などを併設したもので、平成16(2004)年4月に新築されています。
駅開業時の住所は下水内郡水内村(みのちむら)。昭和31(1956)年9月30日に栄村に改称しています。なお駅名の森宮野原はこのあたりの集落名である森と新潟県側、津南町(開業時は上郷村)の宮野原という集落名を併せて駅名にしたもので、ハイフン付きのローマ字で表すならばMori-Miyanoharaということになります。
この駅は長野県最北端の駅です。標高は288mで県内では隣の横倉駅と共に最も低い部分にある駅ということになります。因みに県最南端にある飯田線の中井侍駅の標高は289mでこちらも県内では低所に位置する駅で、山深い長野県を象徴する事象のひとつです。なお、県内最高標高の駅は、国内最高標高でもある1,346mを誇る小海線の野辺山駅になります。
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