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2006/01/02撮影 |
直江津駅を出てしばらく下ると黒井駅の広い構内が開けてきます。黒井駅はもともとは貨物駅として開業(明治35年7月1日)したところで、現在でも周囲の工場や直江津港などへの専用線も延びている貨物取り扱いが主流の駅で、JR貨物の帰属駅となっています。
旅客のホームは島式の1面2線のみです。北越急行の列車は犀潟から直江津へと直通しますが、この黒井駅は全列車通過します。入り口部分に鉄筋コンクリート造の駅舎が建っていますが、現在駅は無人駅と化しています。この駅舎は貨物施設の拡充に伴い昭和41(1966)年4月に建てられたもので、広い構内を長い跨線橋がホームへと続いています。
駅開業時の住所は中頸城郡大瀁村(おおぶけむら)。大瀁村は昭和32(1957)年4月1日に明治村との合併により頸城村となり消滅しました。頸城村は平成17(2005)年1月1日に合併により上越市に編入されています。なお、この駅は駅舎は旧頸城村にありましたが(駅舎のある部分は頸城村の飛地の範囲でした)、ホームや構内の大部分は上越市(合併前)にかかっているという複雑な境界をしていましたが、先の合併により行政区としては上越市として統一された形になります。
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