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2006/01/02撮影 |
関山駅の標高は333mで、510mの妙高高原駅より180mほど下ってきたことになります。かつてこの急勾配を避けるようにスイッチバック式の構造をしていましたが、昭和60(1985)年10月28日にスイッチバック式を廃止し、本線上の現在の位置に移転しています。妙高高原駅ほどではないにしろ、妙高観光の駅として機能しているところです。
駅ホームは島式の1面2線の構造をしていて、かつてスイッチバック式だった頃の構内とは違いシンプルなものに変わっています。駅舎はしゃれた洋風の造りをしたもので、妙高市観光協会の案内所が同居しています。長野~新潟の県境付近は豪雪地帯として知られています。写真は大雪の中佇む関山駅の駅舎です。それまで降っていなかった雪がこの駅に着いた途端に大雪となり、写真撮影に苦心したのを思い出します。
駅名の関山は開業時の村名です。中頸城郡関山村は明治22(1889)年4月1日の新町村制施行時に単独で関山村として村制を施行しています。昭和30(1955)年3月31日に周囲の3村と合併をして妙高村として村制を施行しました。ながらく妙高村唯一の駅でしたが、平成17(2005)年4月1日に新井市に編入され新井市は同日、妙高市と改称し現在に至ります。名称だけを見ると妙高村→妙高市と変化をしているのが面白いです。
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