|
2005/09/28撮影 |
黒姫駅を出ると勾配を下りに変え電車は進みます。長野県を離れ、新潟県に入ってすぐのところにあるのがこの妙高高原駅です。駅の周囲は大リゾート地として知られ、妙高山、赤倉山などの山の斜面に所狭しとスキー場があり、その周囲には温泉街が広がっています。また、ゴルフ場も多くありハイキング客などと共に冬以外にも観光客が多く訪れます。
その妙高観光の玄関口となっているのが妙高高原駅です。昭和38(1963)年12月に新築された鉄筋コンクリート造の駅舎は、スキー客などで乗降客数が急増するのに伴いいち早く建て替えられた駅舎です。駅ホームは2面3線で、かつては特急電車なども停車し賑わいました。なお、信越本線は北長野~直江津まで単線ですが、黒姫~妙高高原の県境を跨ぐ部分のみ複線の線路が敷かれています。
駅開業時は中頸城郡田口新田。駅名も集落名より田口が採用されました。開業翌年の明治22(1889)年4月1日に町村制が施行され、周囲の村々と合併し中頚城郡妙高村として村制を施行しました。明治34(1901)11月1日に関川村、境村との合併により名香山村(なかやまむら)となり、昭和30(1955)年4月10日に観光誘致の狙いもあり妙高々原村と改称しています。その翌年、昭和31年9月30日には杉野沢村との合併により妙高々原町(みょうこうこうげんまち)として町制を施行しています。昭和44(1969)年10月1日には町名を妙高高原町として表記を変更し同日、駅名も妙高高原駅に改称しています。平成17(2005)年4月1日には新井市に編入され新井市は同日、妙高市と改称し現在に至ります。
|