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2004/08/27撮影 |
南三原を出てしばらく下ると車窓からは漁港の街並みが開けてきます。その街の中心部に和田浦駅があります。旧和田町は漁港があり、鯨猟の拠点として栄えました。平成7(1995)年に新築された駅舎内には、パネルにより往時の和田漁港の鯨猟にまつわる資料などが展示されています。漁港の他に、海水浴場も町の売りのひとつ。駅の目の前に和田浦海水浴場の砂浜が広がっています。ホーム間を渡す跨線橋より海がよく見えます。
駅ホームは相対式の2面2線。内房線内でも海に近い駅のひとつですが、駅の出口は海とは反対側の下りホーム側にあります。駅舎はかまぼこ型の屋根を持つ房総半島内では異色な建屋です。なお、和田浦、南三原ともに旧和田町に所属していましたが、いち早く新しい駅舎が建てられたのは、自治体の意気込みの表れだったのでしょうか。 駅開業時の安房郡和田町は平成18(2006)年3月20日に合併により南房総市に変わっています。
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