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2004/08/17撮影 |
浜金谷は富津市最南端の駅。駅の南側一帯に、奇岩ともいわれる山肌をあらわにした標高329.5mの鋸山(のこぎりやま)が聳えます。山頂付近には日本寺という寺があり大仏があったり、展望台があったりして観光地となっています。その山頂まではロープウェイが連絡しており、運行状況がこの浜金谷駅のホームよりよく見えますが、乗り場(ロープウェイ山麓駅)は少し離れていて、下車してから500mほどの距離があります。ロープウェイ山頂駅までは約3分で着くことが出来ます。
現在、神奈川と千葉を結ぶ交通といえば、川崎と木更津を結ぶ有料道路である東京湾アクアラインがありますが、その昔は直通の連絡手段といえばフェリーでした。その東京湾フェリーはこの金谷と神奈川の久里浜を結んでいて、現在でも運行されています。所要時間は約35分。道路が横断した後も千葉と神奈川を直接結ぶ交通手段として機能しています。金谷のフェリー乗り場は駅より徒歩8分ほどです。
金谷は開業時の村名です。昭和30(1955)年3月31日に合併により金谷村の名は地図上より消えました。浜金谷駅は富津市最後の駅。鋸山を貫くトンネルをくぐると安房郡鋸南町に入ります。なお鋸山は旧国の国境でもありました。旧上総国より安房国へと入ります。
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