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2004/08/16撮影 |
袖ヶ浦市は平成3(1991)年4月1日に君津郡袖ヶ浦町がそのまま市に昇格しました。車のナンバーでこの地名を知っている人も多いかもしれません。駅は市の西部、木更津市との境界が迫ってきているところにあります。駅周辺は住宅街が広がっていて、袖ヶ浦市役所は駅よりすぐの所にあります。
大正元年に開業した当時は楢葉(ならは)という駅名でした。楢葉は袖ヶ浦町の前身、昭和町(昭和7年町制施行)の更に前の地名で開業当時の村名でした。読みは『ならわむら』で、現在の住居表示である奈良輪に通じるものがあります。奈良輪は楢葉村の更に前の村名で、この辺りに古くから残る地名です。楢葉駅の読みは、『ならは』としているものと『ならわ』としているものが存在しています。ここでは、停車場変遷大辞典に倣って『ならは』としていますが、昔からの地名でもあり村名でもあった『ならわ』と呼んでいた人も多かった事と思います。年配の方は今でも昔の駅名で呼んでいる人も多いかもしれません。そんな方に発音を聞いてみたいものです。袖ヶ浦町は昭和30年3月31日の町制施行ですが、そこから約20年の月日を経て駅名を改称しています。
長い間続いてきた京葉工業地域は、この袖ヶ浦市が南端です。ここから南では房総の真骨頂、釣りや海水浴などの海のレジャーを楽しめるところが各所に点在します。
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