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2004/01/02撮影 |
高塚駅を過ぎた辺りから浜名湖が開けてきます。東海道本線は浜名湖を渡りますが、その湖を渡る手前に舞阪駅があります。
舞阪は東海道の宿場町として知られていますが、宿場町としての舞阪は駅の位置よりはもう少し西側にありました。舞阪駅は旧称を馬郡駅といい、古くは敷知郡馬郡村の駅でした。馬郡村は明治22(1889)年の新町村制施行の際に篠原村と舞阪町の二つの行政区に振り分けられ、駅の住所は敷知郡篠原村となっています(明治29年敷知郡→浜名郡に変更)。行政区としては舞阪町ではなかったのですが、その頃に駅名を舞阪に改称しています。その後篠原村は昭和36(1961)年6月20日に浜松市へと編入されています。そんなわけで、この駅名は舞阪への入り口といった意味合いが強く、旧舞阪宿はこの駅より隣の弁天島駅が最寄りとなります。
駅のホームは2面3線を備えます。平成16(2004)年4月8日より10月11日までの間、浜名湖花博(しずおか国際園芸博覧会)が開催されましたが、その博覧会会場の最寄り駅がこの舞阪駅で、アクセス駅として機能させるために駅の改良工事が行われました。具体的には橋上駅舎化と両入り口まわりのロータリーの整備で、駅舎は平成15(2003)年12月15日に完成し、駅前の整備も平成16年3月には完了し、大変身を遂げました。博覧会の期間中は大勢の人で賑わいましたが、終了した今では設備的に少し過剰気味な気がします。駅利用客は線内の天竜川駅、高塚駅、新居町駅とそれほど変わりません。
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