|
2004/01/02撮影 |
磐田市はかつて、東海道の見附宿を抱えた宿場町として栄えました。ただし、国道1号線が駅から北へ4Km以上離れていることからも分かるとおり、駅開業に関して宿場町の反対があり、宿場よりかなり迂回したところに線路が設けられ駅が作られました。宿場が置かれた見附に対して駅周辺の中泉はかつて陣屋がおかれたところ。旧遠江国の国分寺もこの中泉と見附の中間地点におかれ、広い範囲で賑わいを見せました。現在は工業都市に変貌し、バイクでおなじみのヤマハ発動機の工場などたくさんの工場を抱えています。
駅のホームは2面3線を備えます。昭和32(1957)年10月に新築された鉄筋コンクリート造平屋建ての駅舎は解体され、現在写真の橋上駅舎に生まれ変わっています。竣工は平成12(2000)年。国分寺をモチーフにした建物だそうです。
旧称の中泉の駅名の通り、この駅は磐田郡中泉町(開業時は村)の駅でした。中泉町は昭和15(1940)年11月1日に同郡の見附町、西貝村、天竜村との合併により磐田町として町制を施行し、2年後に駅名も磐田に改称されています。昭和23(1948)年4月1日にはそのまま市に昇格する形で市制が施行され、その後周辺の地域を編入し市域を拡大。平成17(2005)年4月1日には磐田郡豊田町を含む3町1村との合併により更に市域を拡げています。
|