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2004/01/02撮影 |
古くより城下町として、また東海道の宿場町として栄えた掛川ですが、現在は掛川市となり掛川駅はその代表駅。昭和63(1988)年3月13日より東海道新幹線もこの駅に停車するようになったのですが、市街地より少し外れたところに駅がある関係からか、駅周辺はそれほど賑わっているようには見えません。ただし、新幹線の停車駅にもなりそれ以前と比べると乗降客数は飛躍的に増えています。
駅ホームは2面3線の在来線と、相対式の新幹線ホームにわかれています。もともとこの駅からは二俣線が分岐していましたが、二俣線は国鉄末期に廃止され、第三セクターの天竜浜名湖鉄道として営業を続けています。新幹線が出来る前は出口は駅の北側にありました。現在では写真の南口(新幹線口)も出来ており、駅の南北をつないでいます。なお、北口には新幹線停車駅とは思えない大きな木造の駅舎が健在です。この建物は補修など経ていますが、昭和15(1930)年6月に建築された大変古いものです。駅から北に400mほど行った所に掛川城の天守閣が木造で復元されていますが(平成5年8月竣工)、市を挙げて木材にこだわりを持っている、そんな感じを抱かせます。
昭和29(1954)年3月31日に小笠郡掛川町は隣接する2村を編入し掛川市を施行しています。なお、掛川市役所はこの駅より2Kmほど離れており、最寄り駅は天竜浜名湖鉄道の次駅である掛川市役所前駅になっています。
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