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2003/07/28撮影 |
沼津駅は御殿場線の分岐駅。御殿場線は昭和9(1934)年12月に丹那トンネルが開通するまでは東海道本線として機能していました。山越えの現御殿場線を控えて、この沼津駅で補助機関車の連結作業などが行われるなど重要な拠点駅のひとつでした。現在ではそのような作業は見られませんが、東海道本線内ではターミナル駅としての機能を持ち合わせた要所駅のひとつです。
沼津市は大正12(1923)年7月1日に市制を施行しました(駿東郡沼津町より)。これは、静岡市、浜松市に次いで県内では3番目に市制を施行した歴史の古い市のひとつです。駅はその沼津市の中心部に当たり、駅を中心に町も賑わいを見せています。東海道本線で東京に直結しているのはもちろん、御殿場線を経由して小田急線に入り、新宿まで結ぶ特急電車も存在し、新幹線の駅は無いものの、東京との連絡の濃い駅のひとつという感じがします。
三島駅では良く見えていた富士山ですが、この駅からは手前にある愛鷹山(あしたかやま)などの1,000m級の山々が視界をさえぎっていて、富士山はほとんど見えなくなります。
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