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2006/08/23撮影 |
かつて東北本線が海線、山線と2つのルートを持っていた当時の分岐駅がこの品井沼駅でした。現在の利府支線がこの品井沼駅まで延びており、本線として機能していましたが、昭和19(1944)年に現在の陸前山王~品井沼間が開通、元来の路線を山線、新しいこの路線は海線と呼称されました。やがて旅客輸送は海線に移行し、山線の品井沼~松島間は昭和37(1962)年4月20日に廃止されこの品井沼駅も東北本線の要所駅から一中間駅へと変わっています。
駅ホームは相対式の2面2線です。かつての要所駅も国鉄末期に無人化、委託駅となりました。現在は簡易委託による駅業務が行われています。駅舎は現在も木造駅舎のものが残されていますが、昭和初期から存在する駅舎で、海線山線の時代を知っている駅舎です。
駅開業時より宮城郡松島町の駅です。この駅は松島町最後の駅になります。
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