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2006/08/23撮影 |
塩釜駅からいくつかのトンネルを抜け、営業キロで10Km行ったところに松島駅があります。行政区は宮城郡松島町。松島といえば日本三景、松島がまず思い浮かびますが、この駅は観光地としての松島とは少し距離を置いており、鉄道での観光は仙石線の松島海岸駅(距離にして1.5Kmほど離れています)を利用するのが一般的になっています。松島駅は松島町役場の最寄り駅で、役場は高城川の向こう側、徒歩5分ほどのところに位置しています。
この駅はもともとは、東北本線海線と呼ばれた現在の陸前山王~品井沼間が開通した昭和19(1944)年11月15日に新松島信号場として開業しました。旅客輸送が海線主力となる昭和31(1956)年7月9日に駅に昇格、新松島駅という駅名で開業しています。昭和37(1962)年7月1日に山線の利府~松島間が廃止、同線の松島駅廃止に伴い同日この駅が松島駅に改称されています。
駅ホームは2面3線を備えます。駅舎は開業以来の三角屋根が特徴的な木造のものが残されています。隣の塩釜駅とは構造もタイプも全然違う駅舎ですが、この2駅が同日開業というのも何か不思議な感じがします。
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