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2005/10/04撮影 |
福島県は郡山市や福島市など県の中央部に位置する中通り地区、いわき市や相馬市など太平洋沿岸の浜通り地区、会津若松や喜多方、只見など県西部の会津地区と大きく3つの地区に分けられます。郡山駅は浜通り地区(磐越東線)、会津地区(磐越西線)へそれぞれ鉄道が分岐する交通上の要衝で、福島県内の要所駅のひとつです。また、上記にはありませんが水郡線の列車もこの駅が始発駅となっており、県庁所在地の福島駅を抜き県内最多の乗降客数の駅になっています(郡山駅…約36,000人・福島駅…約30,000人 2004年度JR東日本調べ)。メインの出口は西口となっていて、駅周辺には多くの商業施設があり賑やかです。
大きな構内の駅ですが、在来線の旅客のホームは3面5線の形態をしています。その他に真ん中の島、3、4番線の最南端のホームが切欠きとなっていてここは水郡線の列車が発着します。新幹線は相対式で、間に通過線が2本走っています。駅舎は新幹線停車駅によくある、高架の新幹線ホームを覆う形をしていて駅舎内には店舗なども入居していて賑やかです。跨線橋で結ばれている東口は、保土ヶ谷科学など大きな工場の敷地が広がっていますが、近年は商業施設や集合住宅があちこちに見られ開発が進んでいます。
安積永盛~郡山間に郡山貨物ターミナル駅があります。現在でも東北本線は貨物営業が現役の路線で、この郡山駅は貨物列車運行の際の要所駅としても機能しています。広い構内にはたくさんの線路が敷かれ貨物列車が留置されています。また、構内は車両の留置場にもなっていて、水郡線や磐越東線を走る気動車が留置されているのを、
ホーム上から見ることが出来ます。
駅開業時の安積郡郡山村は明治22(1889)年の町村制施行の際に郡山町として町制を施行しています。市制施行は大正13(1924)年6月1日で若松市(現会津若松市)、福島市に次ぐ県内3番目の市制施行となります。
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