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2008/10/15撮影 |
この磐城常葉駅は駅開業時、田村郡片曽根村に所属しており常葉は隣の町名(田村郡常葉町)から名付けられています。ただし、鉄道敷設の際に住民の反対があり、常葉の市街地(現在、常葉町はここと同じく田村市に変わっています)からは5Km弱離れていて、駅の周囲は街の中の駅と呼ぶにはほど遠い風情です。
駅ホームは相対式の2面2線で行き違いが可能です。ただ跨線橋が無いため、向かい側のホームに行くにはホームの端を渡っていく必要があり結構歩かされます。平成元(1989)年に無人化され、その後簡易委託による業務が行われていましたが、受託者であるJAが統廃合され平成19(2007)年2月いっぱいで撤退し駅は完全な無人駅となりました。駅舎写真向って左側にJAへの入り口があり、駅への入り口と同様の庇が付いていたのですが、JA撤退後にこの庇も撤去されてしまいました。駅周辺は静かで、駅沿いに走る県道を通る車の音が響きます。
片曽根村は昭和9(1934)年に船引町となり、平成17(2005)年に田村市に変わっています。
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