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2004/09/08撮影 |
三門駅はホーム1本のみの行違い不可の構造をしています。この形態は千葉から下ってきて初めてで、外房線内ではこの駅と、臨時駅より昇格した行川アイランド駅の2駅のみになっています。もともとは貨物駅として明治36(1903)年8月16日に開業し、2年後の明治38年1月より旅客扱いを開始しています。
駅開業時の住所は夷隅郡長者町でした。三門という名称はその長者町の地域名で駅名に採用されたわけですが、いつの頃か定かではありませんが、駅の所在地が夷隅郡大原町に変更になっています。昭和60(1985)年頃に解体された木造駅舎は大原町に存在していましたので、この駅舎が建てられた日ではないかと思うのですが、想像の域を出ません。解体後は写真の貨車使用の簡易な待合室に変わりましたが、平成17(2005)年11月30日未明に火災により焼失し現在は簡易なプレハブの囲いがあるのみです。大原町は現在は消滅し、いすみ市へ変わっています。
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