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2005/03/16撮影 |
塩竃市はいにしえよりの港町。かつて多賀城に国府が置かれていた頃より外港として繁栄し、現在でも海運物流の拠点として多くの工場、倉庫を抱え水産加工場なども多く漁業も盛んなところです。また、奥州一の宮、塩竃神社の鳥居前町としても栄えた町です。塩竃市内には仙石線に3駅、東北本線に1駅ありどれも駅名に塩釜が付いていますが、主観的に市の中心部にある駅といった感じがするのがこの本塩釜駅です。駅周辺に商業施設が多く置かれ、駅前には多くのタクシーが常駐しています。また、塩竃市役所、塩竃神社にも近く仙台塩釜港(塩釜港区)も目前に迫っています。
駅は相対式の2面2線で高架ホームを備えます。路線の高架化は昭和56(1981)年11月1日からとなっていて、それ以前の地平ホームは現在より200mほど西寄りにありました。高架駅ですが、塩竃神社の屋根を模した庇がせり出していて特徴のある意匠になっています。
駅開業時は宮城郡塩竃町。昭和16(1941)年11月23日市制を施行、現在に至ります。仙石線はもともとは宮城電気鉄道という私鉄で、昭和19(1944)年5月1日に国有化して仙石線となりましたが、その時に駅名を市名に合わせ『竃』の字に改称しました。しかし、昭和38(1963)年5月25日に『釜』の字に戻されています。これは東塩釜駅、西塩釜駅も同様です。
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