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2006/01/18撮影 |
福島~庭坂間の沿線は宅地化が進み住宅も多く見られるところですが、奥羽本線はこの間が通勤路線として設定されており、本数の少ない電車の中でもこの庭坂で折返し運転を行う電車が存在するため、次駅の赤岩から先の山越えの区間へ行く電車は更に本数が減ります。かつては山越え区間を控え列車の付け替えなどが行われた活気のある駅でしたが、現在では寂しい無人駅となってしまいました。
駅ホームは2面3線を備えており、この駅で折返し運転の出来る構造をしています。国鉄末期に無人化され簡易委託化、その状態が民営化後も続きましたが、平成5(1993)年に完全に無人化されてしまいました。その頃にあった木造駅舎は撤去され、平成15(2003)年3月に現在の屋敷風の木造の待合室が新築されています。駅出口はこの待合室がある南側の他に北側にもあります。ホームから跨線橋が駅の北側へ通じており、そのまま外部へと出られる構造をしています。福島県の運転免許センターはこの北口を出て徒歩5分ほどです。
駅名の庭坂は開業時の村名です。信夫郡庭坂村は昭和29(1954)年3月31日に庭塚村との合併により大庭村となり消滅しています。大庭村は昭和31(1956)年9月30日に野田村、水保村と合併をし吾妻村になりました。吾妻村は昭和43(1968)年10月1日に福島市に編入され現在に至ります。
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