|
2006/01/18撮影 |
奥羽本線は東北本線と同じく東北地方を縦断する幹線で、東北本線が太平洋側の県を経由するのに対し奥羽本線は日本海側の山形県、秋田県を経由して青森県に通じています。営業キロは484.5Kmで、全線電化されています。かつては東北地方へ至る重要な路線で、数多くの列車が走っていましたが、東北新幹線が開通すると東北地方への鉄道は東北新幹線が主流となりました。しかし、平成4(1992)年7月1日に奥羽本線上を走る山形新幹線が山形駅まで開通し、この路線は再び活気を取り戻しています。ただ、在来線は本数が少なくなり、優等列車とは対照的に幹線とは名ばかりの路線と化しています。
奥羽本線、最初の駅は笹木野駅です。在来線の電車が少なくなったことは前述しましたが、その中でも福島~米沢間の電車は特に本数が少なく、昼間は在来線は無く新幹線だけが通り過ぎていくのが現状です。この駅はまだ福島市の市街地の範疇で、朝夕の通勤時間帯には(通勤時間帯しか電車そのものがありませんが)結構な人が利用します。駅ホームは島式の1面2線で無人駅。小さな待合室が入り口部分に備えれらています。
駅開業時の住所は信夫郡野田村(しのぶぐんのだむら)。笹木野は地籍より採用された駅名です。野田村は昭和31(1956)年9月30日に周囲の2村と合併し吾妻村(あづまむら)として新たに村制を施行し消滅しています。吾妻村は昭和43(1968)年10月1日に福島市に編入されています。
|