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2004/09/15撮影 |
香取駅は鹿島線の分岐駅。ただしこの駅始発の鹿島線の電車は無く、佐原駅、或いはそれより前の成田線より直通して鹿島線に入ってくるので、この駅自体は分岐駅でありながら起点駅としては機能していないことになります。昭和40年代中盤、鹿島線開業前には国鉄の合理化政策により無人化しています。
分岐駅だけに、駅のホームは2面3線を備えています。開業時から建っていた木造駅舎は、無人化後もしばらく残されていましたが、昭和の末期に取り壊され現在は写真の貨物車転用の待合室を備えるのみです。
香取といえば、下総一ノ宮の香取神宮はこの駅が最寄りで駅南へ約2Kmの道のりですが、駅よりバスやタクシーなどの乗り物が出ておらず、神社へのアクセスは隣の佐原駅からが一般的となっています。
香取は開業時の町名です。昭和26(1951)年3月に香取郡香取町は佐原市に編入されています。その後時は流れ、平成18(2006)年3月27日に佐原市他3町の合併により香取市として新たに市制を施行しました。香取郡地域の合併で郡名が市名に採用された結果、この駅が市名と同名の駅ということになりました。
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