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2004/09/15撮影 |
鹿島線は香取駅~鹿島神宮駅を結ぶ11.2Kmの単線電化路線です。本来、戸籍上は香取駅~鹿島サッカースタジアム駅の14.4Kmなのですが、JRの電車は鹿島神宮駅までしか行っておらず、事実上の終着駅となっています。
香取を出た電車は利根川を渡り、高架を走りつつこの十二橋駅に着きます。駅は1面1線の高架ホームで、駅員無配置です。周囲は民家などあまり見られず、田園風景が広がっています。
利根川は千葉県と茨城県との県境を流れる河川ですが、この周辺だけは利根川を渡っても千葉県内で、十二橋駅は千葉県香取市の所属となっています。この駅の北側、1Kmほどのところに加藤洲(かとうず)と呼ばれる集落があります。この地区に張り巡らされる水路にかかるたくさんの橋を総称して十二橋と呼び、駅名もこれに由来しています。さらに北側を常陸利根川が流れ、その向こう側の茨城県潮来市を含めたこれらの地域を総じて、水郷・加藤洲十二橋などと呼び、観光地として著名です。ただし、十二橋駅は少し観光地からは離れている感があり、観光拠点は次駅の潮来駅が主流となっています。
香取から十二橋までは営業キロで約3Kmですが、道路で行くとなると、利根川を渡る橋がこの近辺に無く、佐原駅の方まで戻ってからでないと行き着くことが出来ないため相当遠いです。
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