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2004/09/15撮影 |
十二橋を出た電車は、霞ヶ浦(西浦)と外浪逆浦(そとなさかうら)の間を流れる常陸利根川を渡ります。渡りきってすぐの所にこの潮来駅があります。この駅からは茨城県。所在地の潮来市は平成13(2001)年4月1日に行方(なめがた)郡潮来町と牛堀町が合併して市制を施行した新しい市です。水郷筑波国定公園内に位置し、水郷と呼ばれるこの地域を象徴するかのように水路が市内を走り、常陸利根川の向こう側の佐原市の区域内と共に、水郷の観光地としても著名です。潮来は難読地名のひとつですが、橋幸夫さんの『潮来笠』(昭和35年)のヒットにより読める方も多いんではないでしょうか。
水郷観光の拠点として駅は機能しています。駅は高架ホームを持ち、観光地らしく高架下に木造の古びた観光案内所があります。駅前のロータリー入り口の『ようこそ水の郷潮来へ』のネオンサインの看板が目を引きます。潮来市役所は駅より徒歩15分ほどです。
駅の所在地にもなっているほど、潮来のあやめは有名です。駅周辺にはあやめ園が点在し、6月には水郷潮来あやめ祭りが行われ、観光客で賑わいます。
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