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2003/08/31撮影 |
向河原を出た電車はNECの工場に沿う様に左へカーブし、東海道本線品鶴線(横須賀線)と東海道新幹線の下をくぐり抜けこの駅に到達します。平成22(2010)年3月13日のダイヤ改正時に、この品鶴線に武蔵小杉駅が設置されました。南武線の駅とはかなり離れており(300mほど)、乗り換えには時間がかかりますが直接、東京、横須賀方面にアクセスが可能となりました。
南武線は文字通り武蔵国の南部を走る路線ですが、線内では旧国名である武蔵を冠した初めての駅がこの武蔵小杉駅です。武蔵国は現在の川崎市や横浜市、東京多摩地区及び埼玉県まで広がっていて、駅名でも南の方では鶴見線の武蔵白石駅、北の方では川越線の武蔵高萩駅と広い範囲にまたがって武蔵の名が見られます。
この駅は東急電鉄との乗換駅で中原区の中心駅。駅近辺は商業施設及び住宅街が広がり乗降客数も多めです。また、中原区役所の最寄駅で、駅より徒歩5分ほどです。
地下に入っているために存在が見えませんが、府中本町から続いている武蔵野線の貨物線が駅の下を通っています。貨物線は鶴見の方へ抜ける東海道本線品鶴線に入っていきます(下の地図の灰色の一点鎖線が貨物線です)。
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