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2005/07/07撮影 |
この武蔵高萩駅より、日高市に入ってきます。線内の他の駅と同様、この駅周辺も宅地化が進んできています。駅名の高萩はもともとこの辺りの村名で、開業時の住所は入間郡高萩村。高萩村は昭和31(1956)年9月20日に日高町に編入され、その後日高町は平成3(1991)年10月1日に市制を施行して現在に至ります。
昭和13(1938)年に入間郡豊岡町(現在の入間市、航空自衛隊入間基地近辺)に陸軍航空士官学校が開校しました。この陸軍士官学校への昭和天皇の行幸用に、この武蔵高萩駅開業時には貴賓室が設けられました(駅から学校までは10km弱離れていました)。実際に、昭和16(1941)年3月28日、昭和17年3月27日、昭和19年3月20日の3回、学校の卒業式に行幸されるためお召し列車で武蔵高萩駅を利用されています。戦後はこの貴賓室も使用されることはなく、半ば物置小屋と化しており約60年ほど放置されていましたが、平成16(2004)年2月下旬に橋上駅舎への改築工事を着工し、歴史のあった駅舎も姿を消しました。平成17年2月20日よりその橋上駅舎の使用が開始され、駅の南北をつないでいます。なお、旧駅舎があった南口は『さくら口』(写真)、新しく出来た北口は『あさひ口』という名称で呼ばれています。
駅のホームは相対式の2面2線です。次駅は終点の高麗川ですが、一部の電車は八高線に乗り入れ、八王子まで直通しています。
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