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2004/01/09撮影 |
笹子駅を出た下り電車は、約6Kmの笹子トンネルを抜けると甲斐大和駅に着きます。標高は620mで、笹子トンネルから下り勾配へと変化しています。駅のホームは2面3線を備え、貨物列車などが待避しているのをよく見かけます。地面をくりぬいたようにホームが存在し、橋上駅舎のような地平駅舎の構造をしています。即ち、外部と同面に駅舎(写真)があり、ここから階段でホームへ降りていく形態を採っています。
平成5(1993)年に現在の甲斐大和駅に改称していますが、それまでの初鹿野の駅名は開業時の村名で、東山梨郡初鹿野村は昭和16(1941)年2月11日には鶴瀬村との合併により大和村へと変わっています。大和村へ移行後も駅名は改称されずに長らく残りましたが、大和村に唯一の駅ということで線内の他の3駅(石和温泉、勝沼ぶどう郷、春日居町)と同日に改称されました。その後平成17(2005)年11月1日には合併により甲州市となって、大和村は消滅しました。
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