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2004/04/21撮影 |
上田は古くは信濃国の国府が置かれ、国分寺なども建立された信濃の中心的な地でした。また、安土桃山時代には真田氏により築城された上田城の城下町としても栄えたところです。そんな上田の中心駅がここ上田駅になります。北陸新幹線は再びしなの鉄道(旧信越本線)と合流します。また、ここから著名温泉地である別所温泉へとつながる上田交通の別所線が分岐しており、周囲の観光地の拠点駅としてのターミナル駅としても機能しています。
新幹線のホームは高架上にあり相対式の2面2線。しなの鉄道は旧信越本線のホームをそのまま使用しており地平の2面3線の設備を備えています。また、上田交通も同一構内から乗り換えることが出来ます(平成10年3月29日高架化)。平成6(1994)年12月、信越本線時代に橋上駅舎化していますが、現在はしなの鉄道の所有。JRは高架下に駅舎があり、こちらは新幹線開業時に新築されたものです。駅前の広場にもいろいろなものがあり、大きな水車(写真)や真田幸村の銅像などがあり賑やかです。
市内は上田城址や国分寺跡など史跡、旧跡がある観光地として機能しています。その他に市内の別所温泉(上田交通で30分ほど)を始めとして上山田温泉、戸倉温泉、内村温泉などたくさんの温泉地が上田の周辺を取り囲んでいて、それぞれの温泉地へバスなどが連絡、その玄関口としてたくさんの利用客がいます。
信越本線開業時は小県郡(ちいさがたぐん)上田町。大正8(1919)年5月1日、長野市、松本市に次いで県内3番目に市制を施行しています。
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