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2003/08/18撮影 |
品川から西大井を経由して鶴見に至るこの路線はもともとは貨物専用の路線でした。昭和55(1980)年に隣の新川崎駅が開業し旅客取り扱いを開始。この路線は東海道線の電車ではなく、横須賀線から直通してくる電車のみが利用していました(臨時列車等を除く)。よって、この西大井駅も横須賀線の電車のみの停車駅でしたが、平成13(2001)年12月1日のダイヤ改正で湘南新宿ラインと呼称される電車が誕生。東海道本線からこの路線を経由し新宿・池袋を通って大宮以北に抜ける電車がこの駅にも停車するようになり、乗れる電車が各段に増えました。
この駅は、品川区が国鉄に設置を要望した駅です。開業は新川崎駅より6年も後の事になっていますが、これは品川区住民が駅舎建設に区の資金(いわゆる税金ですね)を使うのは違法であると品川区を相手取って訴訟を起こした結果、原告勝訴の判決が出たのが響いた事によるもの。結局は第3セクター方式で駅舎を建設し解決に至っています。今となっては、駅が出来て充分恩恵は受けているとは思いますが。
新川崎駅のおよそ2km手前まで、東海道新幹線がこの路線と並走しています。
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