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2006/04/29撮影 |
大野駅は双葉郡大熊町(おおくままち)に所属する唯一の駅で、町の中心部に位置しています。町内の太平洋沿岸に福島第一原子力発電所が昭和46(1971)年に作られ、この駅はそちらへのアクセス駅として機能しています。駅前広場にはタクシーが数台常駐しているのが見られます。町役場は南へ徒歩10分ほどです。
駅のホームは島式の1面2線です。次駅の双葉駅までの間は複線の線路が敷かれています。常磐線、福島県内は木造駅舎が多く残り、いわき駅を出てから木造駅舎の駅が続いていましたが、この大野駅は橋上駅舎を備えています。原発の進出により駅もいち早く近代化しています。
駅名は開業時の村名に由来しています。開業時の住所は双葉郡大野村で、昭和29(1954)年11月1日に隣接する熊町村(くままちむら)との合併により大熊町として町制を施行しています。現町名の大熊は、合併時の両村の一字ずつを採った合成地名です。
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