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2009/01/21撮影 |
福島県いわき市は、昭和41(1966)年10月1日に平市、磐城市、常磐市、内郷市、勿来市、岩城郡遠野町・小川町・四倉町・田人村・好間村・三和村・川前村、双葉郡久之浜町・大久村の5市4町5村の合併により誕生した市で、福岡県北九州市に続く大合併となり、当時日本国内の都市では最大の面積を誇った市でした(現在は第10位)。
いわき市合併前の構成市のひとつであった平市の中心駅だったのがこのいわき駅です。開業時の駅名は平駅で、当時の行政区、岩城郡平町より命名されました。その後、平町は昭和12(1937)年6月1日に平窪村との合併により平市として市制を施行。福島県内では若松市(現 会津若松市)、福島市、郡山市、に次いで4番目の市制施行と歴史の古い市で、いわき市になった後もしばらくは平の駅名が残されました。この駅名改称に関しては紆余曲折あったと思われますが、平成6(1994)年、終にいわき駅へと改称されて現在に至ります。
いわき駅は常磐線内でも要所駅のひとつで、郡山へと通じる磐越東線が分岐するほか、常磐線内の優等列車である特急ひたち号の終着駅にもなっています。普通列車もこのいわき駅止まりの列車が数多く設定され、ここより下り方は列車の本数が減少します。駅及びその周囲の整備事業の一環として平成19(2007)年10月25日に橋上駅舎が完成、駅の南北が自由通路で結ばれました。旧駅舎があった南口は現在、アプローチ部分のペデストリアンデッキや駅前広場などの工事の真っ最中で、平成21年度に完成の予定です。ホームも3面6線を備え福島の浜通り地方(太平洋沿い)を代表する駅になっています。
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