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2005/11/16撮影 |
湯本駅はいわき湯本温泉への最寄り駅。その湧出量は世界第2位を誇るといわれています。駅は通勤、通学客のほか、温泉への観光客などで賑わい、乗降客数も多めです。常磐ハワイアンセンターというと懐かしいと感じられる方もいるかと思います。文字通りハワイを核にしたテーマパークで、昭和41(1966)年にオープンし県内でも著名な施設のひとつでしたが、現在はスパリゾートハワイアンズと名前を変え営業しています。湯本駅からバスが出ていて、約15分ほどで行き着くことが出来ます。
駅ホームは2面3線を備えます。鉄筋コンクリート造2階建ての駅舎は昭和42(1967)年3月の建築。観光地を意識して早々と改築されました。常磐線内では歴史のある鉄筋コンクリートの駅舎です。かつて作詞家の野口雨情がこの湯本に3年間住んでいたことがあるそうで、駅のホームでは電車の発車音として雨情作詞(作曲 中山晋平)の『しゃぼん玉』のメロディが流れます。
駅名の湯本は開業時の村名です。岩城郡湯本村は大正11(1922)年8月20日に町制を施行しています。昭和29(1954)年3月31日に磐崎村を編入し常磐町に名称変更し即日常磐市(じょうばんし)として市制を施行しました。この湯本が常磐市の中心部でしたが、昭和41(1966)年に合併により常磐市は消滅。現在はいわき市の駅へと変わっています。
【湯本駅のメロディー しゃぼん玉 (SMF 1Kbyte)】
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