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2005/04/01撮影 |
中央本線は旧国鉄の幹線ということで駅間も広いのですが、奈良井駅からわずか1.8Kmという短い距離で木曽平沢駅があります。もともと開業時は現在の位置より500mほど塩尻寄りに駅があったのですが(奈良井から2.3Km)、交換設備を設けるために昭和34(1954)年12月13日に現在の位置に移転しています。
そのホームは相対式の2面2線です。移転時よりあるコンクリートブロックの外壁を持つ駅舎は、線内の古くからある木造駅舎とはかなり違う印象で、線内では珍しいものです。現在、駅は無人化しており、駅舎も単なる広めの待合室として機能しているのみです。
木曽の漆器といえば奈良井、平沢といわれるほど漆器の産地として知られています。集落内には工房が建ち並んでおり、駅の北側に平沢の漆器を紹介する木曽漆器館という博物館が建てられています。
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