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2005/04/01撮影 |
鳥居トンネルを抜けると塩尻市に入ります。最初の駅は奈良井駅。奈良井も藪原同様、鳥居峠を控えた宿場町として栄えた所です。現在でも駅の西側、旧中山道沿いに古くからの宿場の街並みがそのまま残されていて、江戸時代にタイムスリップした感覚に陥ります。民宿も多数建ち並び、観光地としてたくさんの人が訪れます。
駅のホームは2面3線を備えます。この辺りでは標準的な、切妻屋根の下部にL字型に付けられた庇を持つ木造駅舎が建てられています。藪原駅同様、こちらも簡易委託により業務が行われています。
駅開業時の住所は西筑摩郡楢川村。昭和43(1968)年5月1日に西筑摩郡から木曽郡に改称されていますが、楢川村は明治の市町村制施行時よりあった歴史のある村でした。しかし、平成17(2005)年4月1日に合併により塩尻市に編入され楢川村は消滅しています。因みに楢川村は、明治の初期にあった奈良井村と贄川村が合併して出来た村で両村の名前を採った合成地名です。
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