|
2003/07/08撮影 |
五日市線の終点武蔵五日市は、旧西多摩郡五日市町の中心駅で、駅名もそれに由来しています。平成8(1996)年7月に線内唯一の高架駅に生まれ変わりました。昔の駅舎をご存知の方はその様変わりに驚かれる事でしょう。ここから色んな所へ行けるターミナル駅、というような錯覚さえしてしまいそうな立派な駅舎です。駅前には秋川が目前に迫っています。
その昔、この駅から折り返す形で五日市線の支線が存在してました。貨物輸送が主だったのですが、旅客扱いもしており、大久野・武蔵岩井という二つの駅が存在していました。しかし昭和46(1971)年1月31日をもって大久野~武蔵岩井間が廃止され同時に武蔵五日市~大久野間も貨物扱いのみとなりました。その貨物も昭和57(1982)年11月に廃止されてしまい、日の出町にあった線路は無くなってしまいました。直、現在の高架線の一部は、この支線跡に作られたものです。
夏になると大勢の人たちがこの駅を利用し、ここからバスで秋川渓谷沿いの多数のキャンプ場、更には檜原村にある払沢(ほっさわ)の滝や数馬など自然豊かな地域まで足を伸ばす事が出来ます。
|