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2005/04/01撮影 |
伊那大島から線路は大きく蛇行を繰り返し上り勾配を進んでいきます。上片桐駅はその上り勾配の途中付近にあります。駅の標高は607mで、伊那大島駅から90m近く上ってきていることになります。駅周辺には小規模ながら街が形成されています。
相対式ホームの2面2線を備えた行違い可能駅です。民営化後も長らく駅員を配置していましたが、平成6(1994)年3月に無人駅と化しています。切妻屋根の木造駅舎が駅員がいた時代を偲ばせます。
上片桐は開業時のこの辺りの村名でした。上伊那郡上片桐村は昭和31(1956)年9月20日に下伊那郡大島村との合併により下伊那郡松川町へと変わりました。所属の郡も変化していますが、だいたいこの辺りが上伊那郡と下伊那郡との境といったところでしょうか。
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