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2005/03/06撮影 |
昭和2(1927)年12月26日、伊那電気鉄道の駄科~天竜峡が開通し、同鉄道は辰野~天竜峡間が全通しました。その後、三信鉄道により天竜峡~三河川合がつながり天竜峡駅はその2つの鉄道の起点となり、国鉄に移管し飯田線となっても要所駅としての役割は変わらず、この駅を起点にする電車が数多く設定されました。民営化後の現在も数多くの電車がこの駅で折返し運転を行っています。駅のホームは2面3線で、小振りな駅舎は開業時以来のものです。特急電車はほとんどの電車がこの駅に停車。この天竜峡から先、飯田方面へは電車の本数が増えます。
天竜川の流れが作り出した渓谷、天竜峡の観光拠点としても駅は機能しています。天竜峡の観光名所のひとつ、天竜川の船下りもこの天竜峡駅の近くに船着場があり、唐笠へ向かう船下りの起点になっています。温泉も湧き出すこの駅の周辺は宿泊施設も多く建ち並びます。
駅開業時は下伊那郡川路村の駅でした。川路村は昭和36(1961)年3月31日に飯田市に編入されています。
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