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2006/05/27撮影 |
会津宮下止まりだった会津線(現只見線)がこの会津川口駅まで延伸してきたのが昭和31(1956)年9月20日になります。会津宮下から下り方は田子倉ダム建設のための路線として建設され、旅客営業はこの駅までで、ここから先田子倉ダム工事現場までは、ダム建設に携わった電源開発株式会社の専用線として線路が敷かれました。ダム工事が終わり国鉄路線としての線路改良工事が終わった昭和38(1963)年に只見駅へ延伸するまで、この会津川口駅が会津線の終着駅でした。
駅は大沼郡金山町の中心部に位置しています。金山の市街地はこの会津川口駅を中心に広がっています。町役場は駅よりすぐのところにあります。金山町から只見町にかけては雪の多い会津地方の中でも特に雪が多い地域として知られています。平成18(2006)年初頭に見舞われた記録的な豪雪により、只見線も長い間運休を余儀なくされていました。
駅ホームは島式の1面2線で交換が可能です。駅舎は昭和62(1987)年に新築されたもので、農協、郵便局を併設した大きな建屋で、土産物なども売られています。駅前のロータリーは広く、とても日に数本しかないローカル線の駅とは思えません。
駅開業時の金山村(かねやまむら)は昭和33(1958)年4月1日に単独で町制を施行し現在に至ります。
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