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2008/10/07撮影 |
東長原駅から更に下り勾配を進み広田駅に着きます。かつては会津米の積み出し駅として、また隣接する工場の貨物列車取扱い駅として賑わいを見せた駅でしたが、現在は貨物の取扱いは廃止され往時の賑わいは無くなりました。旧河東町の中心駅で、駅周辺に街が形成されています。
駅ホームは2面3線。無人化後も有人時の木造駅舎が残されていましたが、平成19(2007)年12月31日に火災が発生し駅舎が炎上、建屋が半焼し使用不可能となりました。焼失した建屋は程なくして撤去され、平成20(2008)年6月に広い待合室を持つ立派な駅舎に生まれ変わりました。
次駅の会津若松駅はスイッチバック駅で、線路はV字型に敷かれており、その頂点に会津若松駅、それぞれ両端に広田駅、堂島駅(会津若松の次駅)が配置されている格好になっており、実際の距離としては広田駅からは会津若松駅より堂島駅の方が近いです。歩いても1.5Kmほどですので20分かからずに行くことが出来ます。(営業キロでは10.1Km離れています)
駅開業時の住所は河沼郡日橋村(にっぱしむら)。広田はその日橋村の地籍から名付けられました。昭和32(1957)年4月1日に堂島村との合併により河東村となり、更に昭和53(1978)年4月1日に町制を施行し河東町となっています。長年、河東町を代表する駅でしたが、平成17(2005)年11月1日に会津若松市に編入され河東町は消滅しています。
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