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2005/10/04撮影 |
中山宿駅を出た電車は、山の中上り勾配を進んでいきます。中山峠を貫く新沼上トンネルを抜けると耶麻郡猪苗代町に入ります。トンネルを抜けてすぐの所に沼上信号場という行き違い設備があり、更に進むと猪苗代町最初の駅、上戸駅に付きます。この駅の標高は517mで、隣の中山宿からは約100mほど上ってきたことになります。猪苗代湖が1Kmほどの所に迫ってきていますが、この駅からは見えません。
駅は相対式の1面1線の行違い不可の構造をした無人駅です。もともとは2面3線を備えた駅だったのですが、現在線路が撤去され、使われなくなったかつての島式ホームのみが現在でも残されています。入り口部分には鉄筋コンクリート造の待合室があります。国道から少し奥まったところに駅があり、周囲は民家が数軒見られる程度です。
山潟という駅名で開業しましたが、大正4年に現駅名の上戸に改称されています。駅は開業時より猪苗代町の駅で現在に至ります。
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