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2006/07/07撮影 |
刈羽という地名を聞くとやはり思い出されるのは原子力発電所でしょうか。柏崎刈羽原子力発電所は、日本海沿い、文字通り柏崎市と刈羽村に跨ったところにある東京電力の原子力発電所で、昭和60(1985)年9月に1号機の運転が開始されました。現在は7号機までの発電設備が稼動し、その発電容量は世界最大を誇ります。
その刈羽村の中心部近くに刈羽駅があります。駅設備としては1面1線で行き違い不可の構造をしており、昭和59(1984)年に無人駅になっています。村の中心部というと語弊があり市街地からはやや離れた位置に存在し、駅周辺には特に商店などは見られません。村役場へは1Kmほど距離を置いています。原子力発電所は駅の西へ1.5Kmほどのところにありますが、アクセスとしては柏崎駅からが一般的です。
駅開業時より刈羽郡刈羽村の駅です。刈羽村は明治22(1889)年4月の新町村制施行時より続く歴史の古い村です。平成の大合併で新潟県内は数多くの市町村が消滅しましたが、刈羽村は存続しています。これも原子力発電所を有する恩恵でしょうか。ただし、刈羽村に掛かっているのは原子力発電所の敷地のほんの一部分です。
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