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2004/05/06撮影 |
今川駅は民営化後に正駅に昇格したところで、もともとは昭和19(1944)年7月1日に開設された今川信号場でした。桑川~越後寒川間は単線で、営業キロは9.2Kmと離れており、行き違いの便宜を図り開設されました。羽越本線内では京ヶ瀬、神山、中浦、平林と信号場として開設された停車場が続々と駅に昇格する中、この今川駅は駅に昇格することはありませんでした。しかし、地元民などの尽力により、笹川流れの観光などを絡めこの停車場を仮乗降場として機能させることに成功しました。通年この仮乗降場に列車が停車するようになり、夏の観光シーズンにはかなりの乗降客数があったといいます。
その今川駅のホームは相対式の2面2線の形状をしています。上りホーム入り口近くに写真の三角屋根の待合室が建てられているのが目を引きます。両ホームそれぞれ入り口が設けられており、跨線橋はありません。
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