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2006/01/02撮影 |
県境の山越え区間も二本木から下ってきてこの新井駅付近で終わりを迎えます。新井駅の標高は約60mで、ここから下り方はしばらく平地を走ります。新井は工業を中心に発展してきた町で、現在は妙高市の中心的な存在になっています。妙高市役所は駅からすぐのところにあります。
駅のホームは2面3線を備えています。少数ですが、下りはこの新井始発の電車が設定されています。駅舎は昭和37(1962)年10月に新築された鉄筋コンクリート造の駅舎で、広めに取られた駅前広場と共に市の中心駅としての風格があります。駅の北側にはダイセルの大きな工場の敷地が広がっています。
駅開業時の住所は中頸城郡新井村。明治22(1889)年の新町村制施行により周囲の村と合併し大崎村として村制を施行しました。しかし、翌明治23(1890)年6月27日に新井地区が分離独立し新井村として独立、明治25年9月9日には単独で町制(新井町)を施行しています。昭和29(1954)年11月1日に周囲の8村と合併し、新井市として市制を施行。長い間新井市の代表駅として機能してきましたが、平成17(2005)年4月1日に妙高高原町、妙高村を編入し妙高市と改称、現在に至ります。
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