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2014/10/16撮影 |
小野上駅は北群馬郡小野上村に属していた駅でしたが(開業時から)、平成18(2006)年2月20日に合併により渋川市の所属に変わっています。駅は旧小野上村の中心駅でしたが、集落は少し離れているところにあります。また、吾妻川を挟んで駅と反対側の県道沿い(駅前には国道が通っています)に街が形成されています。川を渡ったこの地域は、旧小野上村ではなく吾妻郡東村(あずまむら 現存)になりこちらからの駅利用者も散見されます。
駅ホームは相対式で交換可能です。その他に側線があり駅構内は広めです。民営化後も駅員を配置していましたが、平成15(2003)年2月1日に無人駅と化しています。無人化後しばらくは駅舎が残されていましたが、平成19(2007)年3月に簡易な駅舎に生まれ変わりました。
駅のすぐ北側に岩肌をあらわにした山が聳えています。この山は御甲(みかぶり)山といい、標高522mの安山岩で出来ている山で、建材用の砕石に当てられるために、戦後本格的に掘り出しが行われました。高度成長の代償か、山は見事にはげあがり、現在では駅直近の場所では採石を取りやめており、西側・東側へと展開されています。その砕石を運び出す貨物の施設を備えているため、この駅の構内は広く、運搬にトラックが主流となった現在でも、砕石積載用の無蓋(むがい)の貨物の車両が留置されているのを見ることが出来ます。
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