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2009/10/30撮影 |
那古船形駅より館山市に入ります。開業時のこの駅周辺は安房郡船形町でした。また駅からそれほど離れていない場所に安房郡那古町(読みはなごと濁ります)があり、駅名はこれら2町の合成名でした。船形町、那古町は昭和14(1939)年11月3日に館山北条町と合併して館山市へと変わっています。
木材の材質をそのまま見せた下見板張り(木材を横長に張り合わせる構法)の駅舎でしたが(2004年確認)、老朽化著しいため全面に塗装が施されました。内房線の木造駅舎は寄棟の屋根形状が多く、この駅のような切妻屋根は少数派です。切妻の大きな木造駅舎はやはり存在感があります。
駅ホームは島式の1面2線。国鉄時に無人化されていますが、現在は委託の駅員が業務を行っています。駅舎は使われてなんぼのもんだと思いますので、非常によろしい事だと思います。
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